訓練の朝

 

 

さわやかな朝日がダプルポーの毛を照らしている。

 

隣ではスカイポーが気持ちよさそうに寝ていた。

 

そこにトーニースポッツとフラワーテイルがやってきて

「ダプルポー・スカイポー起きろ!訓練を始めるぞ。」

といった。するとスカイポーが飛び起きて、あたりを見まわした。

 

トーニースポッツがあきれた顔をしてもう一度

「く・ん・れ・ん・を・は・じ・め・る・ぞ」

と言うとスカイポーはあわてて見習い部屋から飛び出した。

 

トーニースポッツとフラワーテイルはおかしそうにのどをならすと

「キャンプの入り口でまってるからな。」

と言い、2匹はキャンプの入り口まで歩いていった。

 

「朝から心臓が止まるかとおもったわ。」

と騒ぐスカイポーと一緒に指導者のもとへと2匹はいそいだ。

 

 

スカイポーはとてもおてんばで、いっつも騒動を起こしている。

面倒見がよく、子猫や長老たちに人気がある。

それに比べてダプルポーはおとなしい性格で見習いの仕事もまじめに

よくこなす。

そんな性格が全く違う2匹だからこそこんなに仲がよいのだとダプルポーは思っていた。

 

 

指導者のもとにいくと、フラワーテイルが口をひらきかけたが、それより早くスカイポーが

 

「今日はどこへいくんですか?」

 

と聞いた。

 

フラワーテイルは

 

「まったく・・・・指導者の話も聞かずに。」

 

とあきれた顔で言い、

 

「今日はリヴァー族の境界線の近くのサニングロックスで戦いの訓練をするわ、私たちについてきなさい。」

 

 

 

と言うと、指導者たちは駆けだした。

 

スカイポーは

 

「まっ待って~~・・・・。」

 

と言いながらダプルポーより先に駆けだした。しかし、

 

ダプルポーは軽々とスカイポーを抜いて指導者の後ろについた。

 

 

 

ダプルポーは性格はおとなしいが、走りと狩りだけは自信があった。

 

フラワーテイルは走りながら後ろを振り返ると、

 

「さすがダプルポー、だれかさんとはちがって足が速いわね。」

 

といいながらはるか後ろで見えなくなりそうになっているスカイポーを見た。