導き

「はぁ・・はぁ・・」

 

どれくらい走っただろうか・・・?

冷たい風が吹き付けるなかをアイフィーは全速力で走っていた。

木たちのざわめく音も敏感になっている。

 

ああ、視界が薄れてきた。

 

にげなくちゃいけないのに・・・何かから・・。。

 

だめだ、もう記憶も・・・・・

 

アイフィーはその場に倒れこんだ。

 

「母様に・・・もう一度だけ・・会いたかった・・」

 

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鳥たちがあわただしくなるころ2匹の猫たちが森の中を歩いていた。

一匹の灰色の猫が足を止めた。

 

「今、何か聞こえませんでしたか?」

 

カーディはシディウスにポツリと聞いた。

 

「そうか?」

シディウスは耳を動かしてあたりの音を聞いたが何も聞こえない。

むしろ怖いくらい静かだ。

「・・・・・俺ちょっと見てきます。」

「え、おいっ 待っ」

カーディは導かれるように草むらの中に走っていった。

「はぁ・・・・たくっ勝手な行動しやがって」

あきれながらももう一匹の猫もカーディを追って草むらに入っていった。

 

 

 

《たす・・・・て・・》

 

草むらの中を歩き続けるとある声が聞こえるとカーディは気がついた。

「誰?」

 

《こっち・・・》

 

その姿は形はなく青く輝いている。

ただの光ではなく、カーディはこの光に何か気配を感じていた。

 

《こっちにきて・・・・!》

 

青い光にせかされカーディは草むらの奥へ進んでいった。

 

「!!!」

 

 

「こ・・・れは?」

そこには体中傷だらけの雌猫が横たわっていた。

雌猫はふと目を開けるとカーディをにらみつけた。

 

 

「・・・誰!!」

 

 

 

「け、怪我しているの?」

 

カーディは雌猫に手を触れようと手を伸ばした。

 

 

 

 

「僕に触るな!!!」

 

 

 

そう怒鳴ると手を思い切り払いのよろよろと立ち上がり毛を逆立てた。体は傷だらけで、ぜいぜいと苦しそうに息をする。

 

「僕・・を連れ戻しにきたのか。」

 

 

この猫はなにかに怯えている。カーディがいろいろ考えていると。

雌猫は突然戦いの姿勢を取りカーディに勢いよく飛び乗った。

 

「ちょっ待っ!」

 

また力なくよろけるとカーディの上に倒れこんだ。

 

「うぁぁぁっ!!/////」

これだけでバテてしまうなんて、相当弱っているに違いない。

 

 

カーディの叫び声と同じタイミングで草むらから黒い猫が現れた。

 

 

「しっ師匠っ!」

 

 

「カーディ 何があった。」

シディウスは傷だらけの雌猫の下敷きになっているカーディを見た。

「・・・また、面倒なこと起こしてないといいが。」

 

「えー特には。。。しかしこの雌猫が大怪我を負っているみたいで」

 

「けっ怪我なんて・・・っつ!」

 

 

小さな雌猫は立ち上がり小さく叫んだがまた体を引きつらせ力なく倒れた。

 

 

「・・・・おまえ、彼女と戦ったのか?」

 

 

「いや、、戦ってないんです。なのに傷だらけで。何か事情があるんじゃないかとおもいまして。」

 

「また珍しっ・・・!」

 

ヒュッッ!

 

その瞬間。言葉をさえぎり赤い影のようなものが目の前を通り過ぎシディウスを突き飛ばした。

 

 

 

 

「師匠!!」

 

 

 

 


 

やっと1話ですww

 

なかなか合作はむずかしいですね・・^^;

時間が合わなくて大変です。

 

今回の話はかなり展開が進みすぎて混乱しませんでした?

私もかなり混乱してますww

 

これからですね、これから。

 

何とかもっと文章力つけていけるようがんばろうと思います^^

 

(もとのためにも自分のためにもねw

 

次回もおたのしみに~~