プロローグ

雄猫はゆったりとした足取りで、コケのカーテンかかった部屋へ入っていった。中にいた、黒猫は頭を深く下げると絶望に満ちた目でその猫を見上げた。

 

「何があった?」

 

「お子さんが・・・・・・」

 

 

黒猫は目を背けると小さな声でつぶやいた。

 

「・・・・ついてきてください」

 

耳を伏せたまま洞穴の奥へ案内するとまたコケのカーテンがかかった部屋の入り口の前に座わった。

 

雄猫は黙ったままその中に入ると目を細めて母猫のそばにうずくまっている自分の子をみた。

 

「みて、きれいな子達でしょう・・・?」

 

母猫はやさしい声で自分の子供たちをみてほほえんだ。

 

雄猫は黙ったまま子猫に近かずくと突然乱暴に首筋をくわえて壁になげつけた。

 

「みゃう゛っ!!」

子猫は弱弱しい声を上げるとそのまま動かなくなった。

 

「どこがきれいな子だと・・・?」

 

「なんてことをするの!!」

母猫は動かなくなった子猫に急いでかけると強くだきかかえる。

 

「こんなの、、俺が望むと思うか・・?」

 

「生まれてきてはいけない猫が生まれてしまったんです。」

 

言い合いのなか黒猫が部屋に入ってきてつぶやいた。

 

「プリディム様、ブロス様がこんな扱いするのも無理はないですよ」

「こんな色の猫はブロス様にはふさわしくないのです・・・!」

 

「ふさわしくないなんですって!!あなたまでそんなことを言う

の!?」

 

「この子は私の子よ!!!あなたたちの子じゃない!!」

 

 

プリディムは子猫の前に立ちはだかると毛を逆立ててうなった。

 

 

ブロスは目を細めて軽蔑したようにプリディムを見下ろした。

 

「そうか。そんなにそいつを生かせたいか。」

 

「そいつは殺すな」

後ろにいる黒猫に向かっていった。

 

「し、しかしボス!!」

 

 

「黙れ。」

 

 

「そいつは生き死にさせろ。」

 

 

 

「い、生き死にですか・・・?」

黒猫はこの猫のあまりに残酷な言葉をきき返した。

 

殺すよりも残酷な殺し方だ。

 

「ひ、ひどい、、、生き死にな、、なんて」

 

「おまえの望み通り子猫は生きているし、俺にあんな口をきいたおまえも苦しんでくれて一石二鳥じゃないか!!??」

 

「しかも牢屋に閉じ込めておけばいずれか自覚して自から死んでくれるしな!」

 

ブロスは高笑うとプリディムをにらみつける。

 

 

「どうだ、プリディム?さぞ満足だろう?」

 

 

プリディムは絶望に満ちた目でこの残酷な夫を見つめた。

 

そばで子猫がまた弱く鳴いた。

 

「決まりだ、ほかのやつに見られる前にそいつを牢に閉じ込めろ。」

 

「いやよ!いや!!!あなたたちなんかに渡さない!」

 

子猫を尻尾で抱き寄せ叫んだ。

 

じりじりとブロスが近ずいてくる。

 

 

「実に惜しい。」

 

 

「おまえのような美しい雌猫がその一匹の薄汚い子猫のために愚かな真似をするとはな」

 

 

「実に残念だ。」

 

その瞬間プリディムは投げ飛ばされ壁に打ち付けられた。

「きゃっっ!!!!!」

 

ブロスは投げ飛ばしたプリディムに近ずき顔をつかんだ。

 

「特別におまえは生かしておこう。殺すには惜しい」

 

 

 

「このことから学ぶといい。俺に逆らうとどうなるか」

 

 

そういうと黒猫に子猫を持つよう尻尾で支持し、

何事もなかったようにまたゆったりした足取りで部屋を出て行った。

 

 

 

 

((ごめんなさい・・・あなたを守れなくて・・・・))

 

プリディムは横たわりながら心の中で泣いた。

まだ生まれたばかりだというのに・・・・

 

 

((まけないで、生きるのよ・・))

 

 

あーホント私の小説ってわかりにくいですねー((笑

 

合作といえども文章はゆきんこですからねぇ・・・

文章力のなさに日々泣いてますww

 

ブロスさん残酷すぎw;;

じぶんで書いててもそう思いました。。

 

読んでくださった方はぜひ!コメント残してくれるとうれしいでs/黙

小説各側はコメントくれると結構うれしいもんですから一言よろしくおねがいしますw

 

(おねだり・・・しすぎっ!↑めっ!